君を好きになっちゃったんだ。

『……っ!!結衣!!』




『……はーくん』




切羽詰まった声色ではーくんに電話をすると、はーくんはすぐに来てくれた。




『どうしたんだよ!兄貴は!?』




はーくんの髪からしたたり落ちる汗。


荒げた声。




わたしのことを本気で心配してくれてると伝わってくる。




『よーくんに…フラれちゃった…』




『は?…なんで。なんで?』




『分からない。…けど、わたしのこと嫌いになっちゃったんじゃないかな……』




『そんなわけ、ないだろ…』




ううん。あるからわたしはこうしてフラれてるんだよ。