君を好きになっちゃったんだ。

「…村上?」




後ろから聞こえた、晴に似ている声。




だけど、どこか冷たい、そんな声の持ち主は。




「いい、んちょ…」




浴衣姿の委員長がそこにいた。




「なんで泣いて…」




そこまで言ったあとあの二人に気づいて、ハッとしたようにあたしを見た。




「…俺のせいだ」




「…なにが、ですか?」




「俺が結衣をフったから…」




バツの悪そうに言う委員長。




結衣先輩をフったって、なんで?




「あんなに、仲良かったのに…」




「仲が良くたって、片方がもう片方を好きじゃないなら…手放すしかないだろ…」