君を好きになっちゃったんだ。

「ねぇ、たこ焼き食べよ?」




「そうだね。そこの屋台でいい?」




「うん」



一番近くにあったたこ焼きの屋台。




時間的に混んでいて少し、並ばないといけない。




〜♪〜♪〜♪




二人で並んでやっと真ん中あたりにきたとき、晴のスマホが鳴った。




「……結衣?なんで、兄貴といるはずじゃ…?」




ボソボソとつぶやく晴。




「電話でなよ。あたし並んでるから」




「あ、うん。ごめん」




人ごみのなかに歩いていく晴に、悲しみが募る。




どれだけ楽しくったって、晴の心には結衣先輩がいる。




どれだけ想ったって、晴の心には結衣先輩がいる。




結局あたしは、晴の一番にはなれない。




…ましてや、晴の心に残るほどの存在でもないかもしれない。