君を好きになっちゃったんだ。

飲ませましたってどういう意味?




探るように晴を見つめる。




「…口移ししました。ごめんなさい」




くくくく…口移しぃ!?




ちょっとそれキス以上にヤバいじゃん!!




でも内心嬉しかったりするあたしは相当気持ち悪い。




それにしても、晴のせいで熱上がったなぁ…




顔が火照って熱い。




遠くからコツコツと歩く音が聞こえて、カーテンの前でピタッと止まった。




「村上さーん。お母さんが迎えにきてくれるわよー」




ゆるゆるの赤い顔を隠すためにカーテンを開けられる前に布団にもぐりこむ。




「分かりました」




返事をしたあと、カーテンが開けられる音がして、晴が去った気配がした。




「及川くんもありがとうね。もういいわよ」




「はい。あとはよろしくお願いします」




寂しいなぁ…




「村上さんはお母さんが到着するまで待っててね」




先生も離れたところへ行きひとりぼっち。




…いつからこんなにも晴のことを好きになっていたんだろう。




晴の言ってた通り、恋って辛いことばかりじゃないね。




それ以上に…楽しいよ。