君を好きになっちゃったんだ。

「桜ちゃんのところ行きたいから、もういい?」




また無理していたらどうしようか…なんて考える。




「あ、はい。…早く行ってあげてください。あたしは授業があるので失礼します」




そのまま出て行った美鈴ちゃん。




時計を見れば、もう一限目の授業中で。




遅らせちゃったな…




申し訳ないと思うけど、今は一刻も早く桜ちゃんのところへ行かないと。




「たぶん、もう…」




その先は言葉にはしないけど、




…美鈴ちゃんと話して、気づいた気がする。




人に聞かれて、分からないって答えるなんて、いつの間に惹かれていたんだか。




でも、ちゃんとこの気持ちがはっきりするまでは言えない。




「よし。行くか」




美鈴ちゃんの跡を追うようにして俺も小屋から出た。