君を好きになっちゃったんだ。

……っ!!




回転して気がついた。




これ、抱き合ってるようにしか見えない。




目を見れば、その目には怒りがこもっていて。




ふいにおでこに当てられる手。




「まだ熱あんだろ。戻るぞ」




その心配そうな声と怒っているけど優しい声に頷いてしまう。




「あの…その前に、」




「美鈴ちゃんと話したい、だろ?」




「…うん」




分かってたんだ…




「俺は小屋にいるから。話し終わったらメールして?」




晴がいないと怖い…




ギュッと晴の制服の裾を握る。




「大丈夫だって。親友なんでしょ?だったら、信じてあげなよ」




いつも通りの口調に戻った晴がそう言うから。




「…頑張る」




きっと大丈夫。




「ん」



晴に背中を押されてゆっくりと保健室のほうへ歩いていく。