君を好きになっちゃったんだ。

近すぎる距離に目を泳がせてしまうあたし。




頭がふわふわするのは、晴のせい?




「俺の目、ちゃんと見ろよ」




なんの迷いもなしにあたしのあごに手を添える晴。




あう…




は、晴のどどどアップ?!




ドキドキしながらも気を抜いたら倒れてしまいそうで、なんとか踏ん張る。




「…ハァ……ゴホッ……」




だんだん息が荒くなってきて咳が出てくる。




そういえば、全身が熱いなぁ…




それにさっきよりももっと頭がふわふわしてる。




なんか、これ…




「ヤバい…かも…」




意識が朦朧としてきて、視界がぼやけ始める。




あっ、倒れる…




「桜ちゃん!?」




倒れていく自分の体がなにかに支えられて、晴の声がうっすらと聞こえたあと、あたしの意識は完全に途切れた。