君を好きになっちゃったんだ。

パチッと目を開くとそこには見慣れた風景があった。




なんだ…夢か…




夢と分かった瞬間、ズドーンと気持ちが沈んでいくのが分かる。




結衣からの告白なんて、現実であり得るわけないよな…




兄貴と結衣は相思相愛。お似合いカップル。




“おめでとう”しか言えなかった俺は、まだ結衣への思いを断ち切れなくて。




…ただのバカだ。




〜♪〜♪〜♪




聞きなれたメロディが流れてメールの受信を知らせる。






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ごめんね



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一言だけ書かれたメールに疑問が浮かぶ。




ごめんね…?




桜ちゃん、なにか悪いことした?




いや、してるわけがない。




昨日だって結衣のことも忘れるくらいに楽しかったし。




俺が桜ちゃんにありがとうって言いたいくらいだ。




なら、なんで…?