君を好きになっちゃったんだ。

「え?なんで急に片言?」




「…本当に大丈夫だから。気にしないで」




「じゃあいいけど。そろそろ帰る?」




「うん。帰ろう」




一回デートって意識してしまうと晴のことを見ることができなくて、うつむきがちになってしまう。




周りから見たらデートなんだ…




じゃあ、あたしたちカップルってこと?




今あたし、晴の彼女に見えてるってこと?




………っ!!




む、無理…




「桜ちゃん、そっちじゃないよ」




え?




顔をあげて横を見るといるはずの晴はいなくて。




「キャッ…」




突然斜め後ろから引っ張られた。