君を好きになっちゃったんだ。

「なっ、なんで…」




理解できないといったような顔をするみんなに、さらに晴が追い打ちをかける。




「動画とっちゃったし?バラしてもいいんだけど」




「「「ご、ごめんなさ〜い!!」」」




女の子たちは一気に顔を青くして逃げていった。




あたしがその跡を見ていると、近くでジャリっと地面が鳴った。




「大丈夫?立てる?」




「あ、うん。…って、あれ?」




…立てない。




力を入れてもなにしても、全然立てる感じがしない。




「あはは、腰ぬけちゃった?」




「なっ…」




腰がぬけたなんて、なんかおばさんみたいで嫌。




プクッと頬を膨らませて横を向いていると、いきなり体が宙に浮いた。




「え、あ、ちょっ!!は、恥ずかしい!!」




今のあたしは晴にお姫様抱っこをされていて。




めめ、目の前に晴のからっ、体が…!!