君を好きになっちゃったんだ。

そんな廊下をくぐりぬけ、美術室に入る。




正確に言うと、美術室の隣にある美術部の部室。




勝手に入っていいのか知らないけど、美鈴が美術部だからいいのだろう。




もう梅雨にさしかかろうとしているからか、少しジメッとしていて。




「窓開けた方がいいね…」




「…うん」




二人で窓を開けようと窓に向かって歩いていけば、あることに気がついた。




窓の外に見えるもの。




それは…晴とあたしの、あの小屋。




ここから見えるんだ。




…晴、今いるのかな…




体育祭終わってから会ってないし、会いたいな…




「桜?どうかした?」




じーっと小屋を眺めていると、真後ろから美鈴の声がした。