「小さい頃から兄貴と比べられて育ってきて…俺、高校生になるまで前の桜ちゃんみたいな感じだったんだよ」
知ってるよ。
…結衣先輩が言ってたから。
「二人が付き合ってること知ったとき、また兄貴に負けたんだ…って思っちゃってさ。なんかもう、全てがどうでもよくなって、テストは白紙、女の子と遊ぶようになった」
「なんで好きな人がいるのに、女の子と遊び始めたの?」
「…女の子と遊んでれば、時々でも結衣が、俺のこと心配してくれたから。見てくれたから。
…意識してくれてると思ったから」
晴の声は震えていて。
…そんな理由があったなんて、知りたくなかった。
「別に女の子と遊ぶことが好きなわけじゃない。…現に桜ちゃんと初めて会った日から、遊んでないし」
嘘ばっかり。
だって、
「昨日、肩組んでたよね?あたし見たよ」
そう言うと、晴は視線を地面に落とした。
知ってるよ。
…結衣先輩が言ってたから。
「二人が付き合ってること知ったとき、また兄貴に負けたんだ…って思っちゃってさ。なんかもう、全てがどうでもよくなって、テストは白紙、女の子と遊ぶようになった」
「なんで好きな人がいるのに、女の子と遊び始めたの?」
「…女の子と遊んでれば、時々でも結衣が、俺のこと心配してくれたから。見てくれたから。
…意識してくれてると思ったから」
晴の声は震えていて。
…そんな理由があったなんて、知りたくなかった。
「別に女の子と遊ぶことが好きなわけじゃない。…現に桜ちゃんと初めて会った日から、遊んでないし」
嘘ばっかり。
だって、
「昨日、肩組んでたよね?あたし見たよ」
そう言うと、晴は視線を地面に落とした。

