君を好きになっちゃったんだ。

ーーーーーーー
ーーーー

「…桜ちゃん」




リレーが終わって選手が退場したあと、後ろから呼ばれた。




「なによ。晴」




「さっき、ありがとう。聞こえたよ」




振り返ればにこやかな笑顔をしている晴がいて。




心臓が高鳴る。




「あたしは何も言ってない」




恥ずかしくてプイッと顔を背けてしまったけど、あたしも晴に謝らないと…




「あの、晴…」




「ん〜?なに?」




「えっと、その…さっきあんなこと言って、ごめんなさい」




声が震えてしまう。




「別にいいよ。言われたこと、当たり前のことだから。それに、桜ちゃん応援してくれたし?」




「そ、それはっ…」




ニヤニヤしている晴を見て、やってしまったと思った。




これじゃあ応援したって、肯定してるようなものじゃん…