君を好きになっちゃったんだ。

どんどん鼓動が速くなって。




もう耐えられない…




「…離して」




「なんで〜?」




「なんでもいいでしょ。早く離してよ」




「仕方ないなぁ」




晴の腕が解けて自由になる。




深呼吸して落ち着くと、テントの外側にいる生徒が睨むようにしてあたしを見ていることに気づいた。




まったく…




また厄介ごとが増えちゃった…




文化祭準備のときと今のがあるから、相当なことされちゃうかもなぁ…




「やめてよ。こういうの」




心臓に悪いし、あとあと痛い思いするのは晴じゃない。




…あたしなんだから。