溺れるほどの愛を君に

誰かに手首を思い切りつかまれる。


「誰が帰っていいってゆった?」


怖い・・・。冬なのに汗が流れる。


なんでさっきまであんなに笑ってたはずなのに


「歩。いこ。」


「あぁ。」


そう言って手首をつかんだまま歩き出す如月さん。