お馬鹿な総長

そして、フェンスに背をつけ座り込む

俺は好きな奴のこと何も

わかってなかったんだな…

こんなときにかける言葉一つも出来ないなんて

自分で自分がバカバカしい

俺は結美のことが好き

でも、今は

あいつをちゃんと守れるのか

わかんねぇ

あの表情は今まで一度も見たことがなかった

何があったんだ?

でも、聞く勇気はない

人がおもいだしたくなかったくらいの事

あいつが背負ってる責任の重さ

俺はあいつを支えきれるのか?

わかんねぇよ!


こんな中途半端な俺にはあいつを守る資格はねぇな…

好きだ…すきだよ…でも

守れねる自信がねぇ…


ごめんな?

気づいてやれなくて…

俺はお前の隣にいることは出来ない

強くなって強くなるから

それまで待っててくれ…


ありがとう…そしてまたな!

    
           ○○○海end○○○