私の心臓は意志と関係なく、飛び出てしまうんじゃないかと思うくらい動いている。 なんでバレたの? ううん、それよりこの後どうしよう…… 私はもうパニックだった。 どうすればいいのかわからず、ただただ涙が溢れてくる。 イスに座っていることもままならず、私は床にうずくまった。 現実から逃げ出したくなって、また手首を切りたい衝動にかられる。 その時、誰かに優しく抱き締められた。 それは先生だった。