ヤンキーくんの命令に拒否権なし!!?



今…なんて?
そして…誰?


「なっ、テメェ…」



ハッ、として先輩を見ると、強く握られた拳は私の後ろから伸びた手で抑えられている。



「俺のなんで今すぐここから消えてくれますか?」



ドスの聞いた声でそう言うと、先輩は顔を歪め校舎へ戻っていった。



た、助かった…。
お礼言わなきゃ、と思い、振り返る。



…えっ?