「…好きな人はいませんよ」 「なら俺と付き合えよ」 はぁ?なんだコイツ。 凄くしつこい。本当に迷惑。 「さっき言いましたよね? 私、先輩のことよく知らないんです」 「じゃあ付き合って知ればいいじゃん」 そう言われ、腕を引っ張られ背中に冷たい感触。 気がつけば校舎の壁に押さえつけられていた。 ほうほう、これがいわゆる“壁ドン”…じゃなくて!! 「ちょっと、先輩…!離してくださいよ!」