ー翌日ー
ベッドの下に畳んである浴衣を
見て、制服に着替える。
ふいに笑みがこぼれる。
雄平先輩に似合ってるって言われたんだから、相当似合ってんのかな!?
エヘ♡
頬に手を当て首を傾げてぶりっ子をするわたし。
それだけ、浮かれてるってこと。
制服に着替え終わると
すぐに外にでて登校するのが
わたしの日課。
「お母さん、お父さん
いってきまぁーす!」
そんで、お母さんとお父さんの
挨拶も聞く前にドアを開けてでるのも
日課。
まわりにはもうわたしと同じ制服をきた女の子が歩いている。
かえこに今日自慢しなくちゃなぁ。
今日の授業は頭に入らないかも。
家から学校が近いわたしは
走って学校の門へと向かう。