振り向きの運命は赤い糸で






きっと、お母さんがなんか通販で
頼んだ宅急便とかだよね。




ーガチャッ



「はいはい、ハンコですね。」


………!?



前を見た瞬間目を見開く。



だって、前にいたのは…宅急便でもなく
雄平先輩だったから。



「あ、っとなんでしょう。」



「ちょっと…話せる?」



浴衣姿のわたしに少し驚きながらも
冷静に言う雄平先輩。



「…はい」



まだ夕飯まで時間あるよね。



いいんだよね。



わたし、雄平先輩と話して。



りと先輩の告白忘れられるかもしれない。



わたしは必死に理由を見つけながら
雄平先輩の隣を歩く。



公園のブランコに二人で座った。



蝉の鳴き声が余計に響く静かな公園で
二人きり…



先に、口を開いたのは
やっぱり私より雄平先輩だった。