振り向きの運命は赤い糸で





痛かったけど、浴衣が気になって
もっと奥に手を入れる。



「あった」



浴衣の手触り…すぐ分かる。



わたしはその浴衣を丁寧にとりだす。



その浴衣は紫色の薔薇が綺麗に描かれていて、緑色の葉っぱと紫色の薔薇がよくマッチしていて綺麗。



「綺麗…」


「とっておいてよかったわね。」



後ろからお母さんが覗き込み
優しく言った。



「お母さん!
ちょっと着てみていい?」



「いいわよ。
ご飯のときには脱ぐのよ?」



「うん!」



そういい、二階にあがり
自分の部屋に勢いよく入った。