雄平先輩、なにも言ってこなかったなぁ。
やっぱりウザかったよね私。
お祭り、行きたくなくなってきた。
単純すぎ。
駅前の広場をフラフラと歩くわたし。
まるで、失恋女子じゃん。
ふいにりと先輩がわたしの髪を触った時を思い出す。
なんであの時、抵抗しなかったんだろう。
初対面だったのに。
わたしの目から波のように流れてくる……涙。
「え、なに、ちょ、なにこれぇ。」
拭いても拭いても流れてくる涙。
わたしは、りと先輩なんかじゃなくて
雄平先輩が好きなはずだよ?
雄平先輩はどうして…振り向かない?
わたしの女子力不足かな…そうかも。

