振り向きの運命は赤い糸で






「あの、わたしやっぱり
この髪飾り自分で払い直します。」



わたしは紫色の財布をまたとりだし、
2000円をだし、雄平先輩の胸元に
押し出した。




たぶん、当て付けみたいなもん。




これなら、自分で買ったんなら、
大丈夫。



雄平先輩の思い出なんかならない。



わたしは古いドアをガラッとまた開けて
さっきみたいな軽い足取りなんかじゃなかっけど走った。



雄平先輩を置いて。



自分、なにしてんだろう。