振り向きの運命は赤い糸で






「もっかい言うけど、
生田ちゃん。これはどうですか?」



お客様を生田ちゃんと呼び変えて
もう一度、髪飾りをすすめた。



今度は、スタッフさんじゃなくて
雄平先輩を見つめて…



雄平先輩の手には
わたしの好きな色…紫色の
可愛い髪飾り。



「わたし、これ買います…!」


「ううん。買わないで。」


「え?」


雄平先輩はその髪飾りをもったまま
レジへと向かった。


「え、ちょ!雄平先輩!?」