振り向きの運命は赤い糸で




「うおッ!雄平先輩」



あ、ヤベ。
変な声だしちゃった。



わたしは急いで咳払いをして
誤魔化し始める。



あれ、でもなんで雄平先輩が
また一年の昇降口にいるんだろう。



「あの、なんか御用で?」



「ん?うーーん。
用っていうか、りとがさぁ…」




お?りと先輩が…?



続きを聞こうとしたら後ろから
声がした。



「ゆーへい。
待った?」



トイレが混んでて…と小さく呟きながらやってきたのは、やっぱり、りと先輩。