りと先輩はまた私をジッと見つめ
口を開く。


「お前、ちゃんとした恋したことないでしょ。」


「!?」


わたしは目を大きく開け
口も開いた。


変な顔だったかもしれない。

でも、そんな直球に言われたらそりゃ誰だって驚く。


「フッハハ。わかりやすいね、まるもちゃん。」


(まるもちゃん!!??)


わたしは心の中で思いっきり叫ぶ。