振り向きの運命は赤い糸で




りと先輩はわたしの顔を
ジッと見つめゆっくりと
瞬きをしていく。


その時の先輩のまつ毛が
透き通っていて、まるで
さっき泣いたみたいなそんなかんじ…


「りと…先輩。
なにかありましたか…?」


………!!


思わず、りと先輩のまつ毛を見て
言ってしまった。

すぐに口に手を当て目を丸くするわたし。


りと先輩は自分の腕で顔を隠した。


わたし、余計なこと言ったかも…


「あ、あの先輩。
今のは、なしで…聞いてなかったふりをしてください。」