振り向きの運命は赤い糸で




窓から離れ腕組をする先輩。

「俺、佐田りと。」

「佐田…りと先輩。」

「お前は?」

「わたしは、まるも
生田まるも!」



お互いに自己紹介をする。


もう会うつもりなんかないって
思ってたけど
わたしも少し先輩の名前聞きたかった。


知りたかった。


だから、聞けてよかった。


「なぁ、お前って
面白いよな。」


「え?え?そんなこと…
なくもないですよ?てきな。エヘッ」


「見てて飽きない。」