振り向きの運命は赤い糸で




わたしのポニーテールの髪が
腕を掴まれたことで上に飛び跳ねる。

そして、わたしの目線は
すでに天井を見上げていて…


うそ


倒れる………!


「やべッ!」


ーードサッ




「いったぁぁ!
もうなんなのさー!!!」


「おい、痛くねぇだろお前は」


…へ?


「へ?みたいな顔してんじゃねぇよ。
お前、重いから。」


わたしの手の下は誰かの太ももで、
その誰かとは先輩で……



…………!!??


「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!すすすいません!!!」