振り向きの運命は赤い糸で






冗談…ですよ。


わたしいま、なにも食べたくない。


こんなとこまで、りと先輩は優しいんだから、期待してしまう。



「やっぱり、いらないです」


「え?」


わたしは微笑む。

全て、無理やりなんだけど。


「もうすぐ、花火があがりますよ」


これで、いい。


ここで、忘れる。終わらす。


きっと、わたしは本当の恋を知らなかっただけ。