結局、一匹もとれなかった。 でも、水が入った袋には一匹金魚が 泳いでいた。 おじさんが「おまけだからな」といい 一匹金魚をくれた。 カップルってことも嘘ついたのに、 おじさんには悪いことしたなと わたしは一匹金魚を見つめる。 「次、なにしたい…」 …………… わたしはもう、どこにも行きたくないですよ。 悲しい声でりと先輩は言うもんだから わたしまで心が枯れてしまう。 「じゃー、りんご飴食べませんか…?」 「いいよ。俺、買ってくるから ここ座って待っててよ。」