1年生、2年生と時は過ぎ、3年生を迎えた。



そろそろ次の恋をしたい、とまで考えることができるようになった。



そして、彼の他に人を好きになった。



はずなのに…



彼と重ねて見たり、彼を記憶から消すためとか、自分勝手な考えだけが、駆け巡っていた。



いつか、友達からも言われた。


『まだ、忘れられないんじゃないの?』


そう…そうなんだ。