2日目は、変わらない笑顔で、ふざけ合っていた。 そして3日目… この日は特に現実味を帯びていた。 彼とよく待ち合わせた駅の鉄橋で、2人で遠くを眺めていた。 『あのね…』 口を開いたのは私だった。 『私は……ずるいんだよ…』 彼は黙って私を見ていた。 軽蔑するようなそんな視線じゃなくて、優しい眼差しだった。 『……っく…』 言葉が詰まって上手く言えない。 *