鈍感な悠希にアプローチをかける理央が少しかわいそうに見える。

困惑する悠希。

「あ……えと、一生じゃなくて、来世も……がいいなって……」

頬を赤く染め控えめにいう悠希。

みんなの頭からかわいそうという言葉が消えた。変わりに、全国の非リア充から反感を買った。

理央からは、えへ…えへへと、間抜けな声が漏れる。

残念なイケメンだとみんな思っただろう。

はぁ、とため息をつく楽が教室を見回した。

「掃除が必要そうだね」

楽の言葉で掃除をすることになった。

最初の部活内容は掃除だ。