大罪人の反逆

「どうしようかぁ、部活」

「うーん、みんなバラバラだといざというとき困るよな?」

頭を抱えて唸る理央と雪。

二人を見て、少し寝ぼけている悠希がボソッと呟いた。

「……部活……作ったら?……」

「「!?」」

悠希の思いがけない発言に理央と雪は驚いた。

「ぶ、部活を作る……?」

理央が悠希に聞き返した。

悠希はコクリと首を縦にふった。

「?……うん」

「「それだ!」」

二人は声を揃えて大声を出した。

二人の大声に驚き教師や、クラスのみんなが三人に注目する。