「じゃあ、僕達1階だから」

「バイバーイ!」

一年の楽と皐月は1階でレックス達と別れた。

「俺らは北側だよな?悠希、こっち」

階段を上がりまっすぐ壁の方に進もうとした悠希を軽く引っ張り、理央が北側に歩いて行った。

「玲二ぃ!また後でねぇ!」

うふっと玲二に投げキッスを送りながら雪が理央達の後を追った。

「ウゲッ!ち、ちがう学年でよかった」

はぁと玲二はため息をはいた。

「いいじゃないかー♪先に行ってるよ」

「あっ!ちょ、待て!」

先に南側に歩いて行った隆に玲二があわててついていった。