キミの首輪に、赤い糸を。

ギターを弾き終わると、真白は何も言わず立ち上がった。

そして、真白が立ち上がった瞬間、如月さんが真白へと近づいた。

いつの間にここに...?

そして、二人は一言も交わさず、真白は如月さんに連れていかれるがままになっている。

...待って、如月さん!

待ってよ、真白...!


「真白!」

「シロにぃ!」


いつの間にか、声を発していた。

そして、その声はだれかと重なった。

裕太くんだ...。

私達の呼び声に、二人の足は止まった。

そして、真白も如月さんも、振り返ってこっちを向いた。

なんでだろう。
なぜか、真白の表情が、空っぽに見えた。