キミの首輪に、赤い糸を。

「降旗くんがね、[栗原さんってカラオケとか行く?]って!なんかね、何人かで遊びに行くらしいんだけど、それに私も誘ってくれたの!」


おぉ、それはきっと降旗くんを応援してる男子の仕業だね。


「それで?なんて返事したの?」

「もちろん[行きたいな!楽しみにしてるね]って返信したよ!」


うん、いい返事だ。
降旗くんもきっと喜んでるだろう。


「すごく楽しみ!」


唯の顔から笑みが絶えない。
降旗くんもそうなってるのかな。

そう思うと、少し笑ってしまう。
お互い両思いだけど、どこかぎこちなくて、だけど、必死に勇気を出してる。

二人が両思いだってことを知ってるのは私だけ。
それが少し特別な感じもするし、どこか焦れったくもなる。

でも、きっと少しずつ距離を詰めていくのがいいんだろうな。

今のところ、二人は順調そう。


「なんか学校に着くの緊張しちゃう...」

「あはは。会えたらいいね、降旗くんに」


唯は「会いたいけど会ったらドキドキしておかしくなっちゃうー!」と顔を真っ赤にしていた。