キミの首輪に、赤い糸を。

「和咲ーっ、用意できたー?」

「えっ、ちょっと待って!」


ご飯を食べて、それからそれぞれ用意を始めたんだけど、真白の方が随分と早かった。

スマホや財布などの必要最低限のものをバッグに入れて、私は階段を駆け降りる。

そして、目に留まったのは早かったことへなのか自慢げな表情で、薄手のカーディガンにカーゴパンツという服装、そして何より、寝癖で髪がふわふわとした真白がいた。


「あははっ、真白、寝癖そのままだよ?」

「えっ!?」


真白は焦ったように髪に触れた。


「ちょっと待ってね。直してあげる」


私は真白の手を引いてイスに座らせ、くしと寝癖直しでゆっくりといていく。

真白の髪はサラサラでふわふわで、綺麗だなぁ。


「はい、できたよ」


私がそう言うと、真白は振り返って「ありがと!」と笑った。

なんか、女の子って言われても納得しちゃうかも。