キミの首輪に、赤い糸を。

次の日の朝。

私はベッドの上で昨日の会話を思い出していた。

私が真白のことを好きかどうか、かぁ。
それってどういう意味の?
ペット的な意味で?友達的な意味で?それとも、恋愛的な...?

そこまで考えて、寝起きの私の頭は働かなくなった。

まぁいいや。
考えたって答えが出る訳じゃないし。

そう思って部屋を出ると、真白は昨日と同じくまだ眠っていた。

低血圧なのかな...?
結構遅くまで寝れちゃいそうな感じするし。

真白の表情は穏やかで、時折ふっと笑っているように見える。
いい夢でも見てるのかなー、なんて考えてみたり。


「...んー、違うよ」

「えっ?」


びっくりして真白の方を見るけど、真白は眠っている。

なんだ、寝言か...。


「それは馬。僕が欲しいのは まな板だよ...?」


...どんな間違い方されてるの。
てかなんでまな板が欲しいの。

真白の頭の中ってどうなってるんだろ。
正直、不安なんですけど...。


「あ、れ?おはよ、和咲」


そして、次に聞こえてきたのはちゃんと起きている真白の声だった。


「あ、おはよ、真白。どんな夢見てたの?」

「へ...?夢...?」


ゆっくりとした動作で目を擦りながら考える真白。


「よく覚えてないけど、きさらぎと話してた気がするー...」


...如月さんは、馬とまな板を間違えないと思う。