キミの首輪に、赤い糸を。

真白はじっと目を合わせて聞いてくる。

その表情は、どこか不安げ。


「好きか嫌いかで言えば、まぁ、好きかな」


私がそう言うと、真白は嬉しそうに顔を綻ばせた。


「ほんと!?」

「まだ一緒にいて日が浅いけどね。真白のことはもちろん嫌いじゃないよ」

「よかったぁ。僕、嫌われないように頑張るから!」


そう言って真白は私にくっついた。

行動は無邪気で子どもっぽい。

でも、なんでかな。
真白がすごく必死に見える。

私に嫌われたくないって、好かれてたいって、そう思って必死に嫌われないようにしてる。


「僕、和咲のこと好きだよ」


その好きがどのくらいの好きなのか分からない。

私が真白に向ける好きより、もしかしたら無駄に重いのかもしれない。

真白が私に向けるには、重くて、疲れてしまうような。

そんなことばかり考えてしまう。
きっと考えすぎなんだろうけど。


「あははっ、見て見て!この芸人さん面白い!」


うん、きっとただの考えすぎなんだと思う。