キミの首輪に、赤い糸を。

静かな曲調から始まったその曲は、少し切なさも含んでいた。

頭の中に、映像が流れる。

寂しそうに膝を抱える真白。
真白のお母さんは、真白を見ていない。


少し曲調が変わる。
暗く、でも優しい。

真白と陵さんが出会う。
少しずつ、お互いの仲は深まる。
しかし、父親からの暴力に耐えられずに、苦しんで、死を選ぶ。
でも、死なずに二人は、その日を終えた。


暗い、暗い曲調。

陵さんがいなくなる。
一人で暴力に耐え、絶望して。
そして、両親が亡くなった。


悲しげな曲調のあと、追って優しい曲調。

不器用で、飼い主とペットという少し歪な愛情の中で、兄弟はお互いを思い合う。


悲しみが感じられる曲調。

お互いがすれ違っていく。
壊れてしまいそうな陵さんと、不安になっていく真白。


少しだけ曲調が明るくなる。

私と真白が出会った頃。
明るく、柔らかな曲調。
真白は私と出会ったとき、こんな風に感じてくれてたの?


それから、悲しい曲調と明るい曲調が混ざり合う。

色々あったね。
辛かったし、苦しかったし。
でも、あったかくて幸せだって思うよ。