キミの首輪に、赤い糸を。

「ん...あ、お兄ちゃん、和咲、おはよう」

「あ、おはよう真白」

「おう、起きたのか」


真白は目を擦り、ふわぁ、と欠伸をした。


「よし、じゃあ真白、出掛ける準備をしてくれ」

「えっ?どこか行くの?」

「あぁ。会いに行くんだよ。俺の...兄貴に」

「お兄ちゃんの...お兄ちゃん?」


真白は首を傾げ、陵さんは頷く。

真白の知らない、陵さんの過去に直接触れる。

それは、真白にとっても陵さんにとっても、必要である気がした。