キミの首輪に、赤い糸を。

「ケイとは、真白に会った日から会えていません。...いえ、忙しいと理由をつけて、会わなかっただけです。あの時はいっぱいいっぱいで、辛いことを出来るだけ消し去りたかった」


陵さんは真白のことを見つめた。


「でも、今なら会いに行ける気がします。真白と...弟と話せて、辛かったことが少しずつ、消えていくようなんです。真白が半分、受け持ってくれてるんですかね」


その景色は、お互いを大切に思い合う兄弟そのものだった。


「会わせてやらなきゃな、真白に」


陵さんはそう言って私を見た。


「一緒に、来てくれますか?」


陵さんのお願いに、私は「もちろんです」と答えた。