キミの首輪に、赤い糸を。

「弟さんはこちらにおられますよ」


連れてこられたのは、病院の一室の扉の前。
頭が回らなかった。

両親は自殺だったと聞いた。
真白も自殺を図ったのか?

俺はその扉に手をかけ、開けた。

そこには、一人の青年の姿。
あの日の俺と同じくらいの年だか、やはり少し小柄で。
面影が残っていた。


「真、白...?」


俺の呼び掛けに、青年は俺の方を見た。

俺のことを、無言で見つめ続ける。

そして青年は、一言言った。


「誰?」と。