キミの首輪に、赤い糸を。

ゆっくり、ゆっくり。

俺は力を入れていく。

真白は苦しそうに顔を歪め、俺の服の裾をぎゅっと掴んでいる。

出来るだけ早く楽にしてやろう。
それで、俺もすぐにコイツの元に...。


「う...お、兄、ちゃん...」


真白の悲痛な声に、俺は手の力を緩め、手を外した。

やっぱり、出来るわけない。

何やってんだよ俺は。


「お兄ちゃん...っ」


咳き込みながら、俺に抱き付いてくる真白を、抱き締めようとして、その手を止めた。

そんな資格、あるわけないだろ。

もう俺は、真白の近くにいられない。