キミの首輪に、赤い糸を。

タクシーの中では、真白は一言も発しなかった。

緊張感に包まれ、私も何も言えなかった。

そして、タクシーから降り、少し歩くと、あのお店が見えてきた。


「キラキラしてるね。眩しすぎて、チカチカする...」


この光は、大人の事情を子どもに見せないようにしてるよう。

私達だけが、場違いなようだった。


「入ろ」


その時の真白の表情は、まるで別人だった。


「うん」


私は、真白についていくことにした。