キミの首輪に、赤い糸を。

「如月さんのところ、って...?」

「きさらぎが今、働いてるところ」


つまりは、ホストクラブ。


「なんで...?」

「...きさらぎを、止めるため」

「止める?」

「...うん。きさらぎ、やっぱり出ていく度に変わっていっちゃう気がするから。...僕、きさらぎに変わって欲しくない」


その目は真剣そのもの。

だけど、すぐには頷けなかった。

如月さんは、如月さんじゃない。

今の如月さんは、真白の知ってる如月さんじゃないんだよ...。

本当に壊れちゃうような、感情を無くしちゃったみたいに冷たかった如月さんを思い出す。


「お願い、和咲。きさらぎは僕の、大事な人なの」


今の如月さんを見て。
あの場所で働いている如月さんを見て。

真白は、悲しむかな。

それでも思う。

やっぱり、如月さんを救えるのは、真白だけだって。