キミの首輪に、赤い糸を。

その言葉に、如月さんは悲しげに言葉を詰まらせた。

やっぱり。
真白は自分の存在が如月さんを苦しめてると思ってる。


「...それは、違う。今は違うって分かるんだ。あの頃は...確かにそう思ってたかもしれない。真白が記憶を取り戻さないことに、いつも悩んでた。けど、今はそうじゃない」


如月さんは、真白と目を合わせた。


「今は...一人でいると辛いから、あの場所にいる。今なら、真白が必要だったって、分かる」


如月さんは、気持ちをちゃんと伝えた。

真白には、それが伝わった?

私は真白の方を見る。

すると、真白は一粒、涙を零した。